ガやチョウチョが怖いんです!
ゆうきゆう先生初めまして。
先生のことは以前テレビで知りました。私の悩みを聞いていただけませんか。
私はなぜだか分かりませんが、蝶や蛾にものすごく恐怖心を抱いています。
特に蝶が怖いのです。(蛾はあまり飛び回らないから)。
実物だけでなく、例えば友達が消しゴムや紙を「チョウチョだよ」と近づけてきたら最後、それに触れることができなくなる上に、
それを触っていた友達の手も怖くて触れません。
蝶という字も言葉も本当は怖いです。
「私ゴキブリが苦手なの」と言う人と違って悲しい点は、誰もそれを理解してくれないことです。
「何もしないじゃない」「可愛いじゃない」とみんな笑いますし、以前登山をしていて飛び回る蝶が怖くて泣いてしまった際は親に怒られました。
道で蝶を見ると友達にすがりついてしまって、鬱陶しがられます。
でも怖くて怖くて。
私は小学校の教員を目指しています。そこで避けられないのは「蝶の観察」です。
夢を諦めたくはないのですが、今の私にはとても無理です。
何とかできないでしょうか。
【21歳 学生】
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ご相談ありがとうございました。
蝶や蛾が恐い。
いや、僕、それ、気持ち分かります。
まず、蛾は気持ち悪いですね。
ふりまく鱗粉には毒が含まれていることもありますし、何より形もグロテスクです。特に「ものすごく大きな蛾が飛んできたらどうしよう」と想像して恐くなることも何度もありました。
そして蝶も、蛾にすごく似ています。
同じようにキライになっても不思議ではありません。たとえばゴキブリがキライな人に、
「じゃあ、雑菌もいなくて、色も白いゴキブリがいたらどうする?」
と聞いたら、やはり「それでもイヤ」と言うはず。もう「近い存在」というだけでイヤなわけです。
ですのであなたの「蝶が恐い」というのは、決して不自然な思考ではありません。
まずは自信を持ってください。さて、では「恐いけど、小学校の先生になりたい」というご相談。
これに関しては「まったく問題ない」とお答えしておきます。
小学校の先生、すべてがパーフェクトではありません。
僕が小学生のときは、
「計算がほとんどできない先生」
「字が汚くて板書がまったく読めない先生」
「授業中に野球観戦をする先生」
などがいました。それに比べたら、「蝶が恐い」なんてもう聖人君子です。
何より「蝶の観察」なんて、授業のうち、ほんの1日あるかないか。
その授業のときも、クラスに一人はいる秀才タイプが勝手に手本的なことをやってくれるはずですので、先生は見ているだけでも構わないのではないでしょうか。
それでもダメなら「今日はカマキリにします」「アリの気分なのでアリで行きましょう」など、適宜変更してもイイかと思います。
というわけで、あまり気にせず、その道を進んでくださいね。
ちなみに全然関係ありませんが、僕はカマキリが大好きです。
たぶん「カマキリは交尾のときにオスがメスに食べられる」という知識を聞いて以来ですので、何とも言えないM的なゾクゾクを重ねているんだと思います。こんな僕が小学校の先生になったら、たぶん素敵な子供たちが育つと思います。別の意味で。
エンドレスでこんなことを考えつつも、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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