虫嫌いを克服したい！

私の悩みは虫嫌いについてです。
といってもトンボやバッタ、カマキリなどはむしろ好きなくらいで、イモムシ・毛虫の類が自分でも異常かなと思うくらいダメなのです。

子供の頃は素手で蝶をとったりしていましたが、いろんなことがわかるようになったらだんだん蝶や蛾もダメになり、近くに飛んで来ただけで鳥肌が立ちます。
幼虫を見てしまった時は、一瞬激しくドキッとして見たくないのに目が離せず、全身に鳥肌が立ち…。

とにかく大嫌いなのですが、結婚して移り住んだ土地はよく言えば自然が豊か、つまり大きな虫が夏から秋にしょっちゅう出没するのです。
去年の夏には、畑からもらったトマトのへたをとっていて中から青虫がでてきて、包丁ごと手を離してしまいました。

夫は危ないし慣れろと言いますが、慣れるどころか見れば見るほど嫌い度アップ！
好きになりたいわけではありませんが、なんとかならないでしょうか。

【35歳　主婦】

ご相談ありがとうございました。

「いろんなことがわかるようになったらだんだん蝶や蛾もダメになり」とありますが、その「いろんなこと」って何でしょう。
「蝶は綺麗だけど、元は…」みたいなことでしょうか。

「私、昔は今よりも40キロ太ってたんだ。ほらー」みたいに、小錦みたいなすんごい写真を見せられたときの、彼氏の衝撃みたいなものでしょうか。
もうあのときの二人には戻れない、という。

さて。話を戻しまして。

心理学には、「単純接触の原理」と呼ばれるものがあります。
簡単に言えば、「人は同じ対象を何度も見ていると、少しずつ親近感を抱いていく」というもの。
別名、「イエ○ーキャブのあの人やあの人も見慣れるとなんかＯＫの法則」です。
実際に人間は何度も会ったり見たりしているうちに、色々と相手のことを知ったような気になり、それが親近感に結びついてくるわけですね。

しかし、です。
この法則には落とし穴があります。

最初に「強い悪印象」を持たれた場合、会えば会うほど、そのマイナスが強くなると言うものです。
芸能人で言えば、僕の場合、「篠原○もえ」がそうでした。まぁそんなのはどうでもいいんですけど。

ですのであなたの虫に対する反応も、おそらくこの域にはいるはずです。

では具体的にはどうすればいいのでしょうか？
実際にこういう「嫌い」「怖い」というのは、理屈ではありません。
また完全に直して、片手で青虫をつまんでポイしたりするようになるのは、かなりむずかしいものです。
それにそうなった自分というのも、なんだかイヤですよね。

よって一番の方法は「宝くじを当てて、一生、それを見ないで住むような場所に移り住む（白金台など）」ですが、さすがにそれは現実的ではありませんよね。

よって僕からのアドバイスは、「キャー！　やーん！」とかわいく、女の子っぽく叫ぶこと。
さすがに包丁を落とすのは危険ですので、「出そう」な予感がしたときは、しまっておいてください。

このようにかわいく叫び、ご主人を呼べば、相手も決して悪い気はしないはず。
「こんなのが怖いのか？」
「ヤダー！　お願い、捨ててー！」
と言えば、「しょうがないなぁ…♪」と言いながら捨ててくれるはず。
そのあとで、「ありがとう…。ありがとう…！」と言いながらギュッと抱きつけば、嬉しくない男はいません。

旦那様は男らしい印象を作れ、その上奥様に惚れ直されて大喜び。
奥様は虫も捨ててもらえて、旦那様に「かわいいやつ」と思われて幸せ。

誰もが丸儲けではありませんか！
（虫だけが捨てられて丸損ですが、虫ですから）

どうか試してみてくださいね。

あなたの好きなカマキリは、交尾の後にメスがオスを食べてしまうそうですが、あなたも旦那様の心を食べてしまうことを、心より願っております。