嫌な思い出に関するものを捨てたくなる癖があるんです
初めまして、こんにちは。
いつもゆう先生の、ユニークさを取り混ぜた回答、楽しく拝見しております。
私の相談なのですが、嫌な思い出に関する物を捨てたくなる事です。
例えば、かなり嫌な事があった日に着ていた服、持っていた小物など。
彼氏とケンカ別れをしたら、付き合っていた時期によく聞いた音楽、つけていた香水など。
これらに関連したメールや写真もです。
メールや写真はデータなので消せますし、くたびれてきた物も捨てられます。
(大事な物やまだ使える物はもったいなく、嫌な事を思い出しつつ使う事になります。)
嫌な思い出に染まるたびに、身の回りの物が減ってしまいます!
物を見たり聞いたり嗅いだりしても、嫌な事を思い出しにくくするにはどうしたら良いでしょう?
ゆう先生の助言をお願い致します。
【25歳 会社員】
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ご相談ありがとうございました。
イヤな思い出があるたびに、そのときに着ていた服や小物を捨ててしまう。最終的には全裸になって生活しているのを微妙に期待する自分がいます。
今の発言で、これを見てるパソコンまで捨てられたらどうしようと思いつつ本題に。さてあなたの「イヤな思い出」。
実際に心理学的には、イヤな感情は、プラスの感情の数倍、インパクトが強いと言われています。
たとえば朝に1万円を拾って、夜にその1万円を落とした。このとき、理性的には「プラマイ0」なわけですが、おそらく感情的には、「ソンした!」と思うのではないでしょうか。
あなた自身、ある衣服を着て、そのときにいいこともあれば、悪いこともあるでしょう。
実際はプラマイ0くらいなわけですが、しかしもちろん、悪いことの方がインパクトが強いため、どんどん「悪い記憶」ばかりが残ってしまうのです。とはいえ、一般的な人は、だからといってモノを捨てたりはしません。
思うにあなたは、普通の方に比べて記憶力、特に周囲の状況を記憶する力が強いのではないでしょうか。
「あのイヤなことがあったとき、あの服を着て、あのクツをはいて、あのカバンを持っていた」
など、克明に記憶してしまうのです。
一般人は「イヤなことがあったけど、どんなカッコしてたかなんて忘れた」と思うため、そこまで捨てるレベルではないわけです。ただ、です。
人の記憶は、必ず薄れるものです。
ですので「捨てたい!」と思ったときに、そのモノをダンボールなどにまとめておくのはいかがでしょうか。
ダンボールは「パンドラの箱」などと名付けておいてください。しばらくたって、着るものが少なくなってきたら、開けてみてはいかがでしょうか。たぶん記憶は薄れているため、イヤな感情もなくなっているはずです。
パンドラの箱自体を捨てたくなったら、それもまたダンボールに入れましょう。ダンボールinダンボールです。
非常にシンプルな解決法ですが、試してみていただければ幸いです。
ちなみにあなたのイメージが「服や小物」だけで良かったと思います。「『外』でイヤなことがあった」と記憶したら、一生外出できませんし、
「『日本』でつらいことがあった」だったら、即海外脱出するしかありません。いえ、「『地球』で」とか思ったらもうNASAしかないでしょう。場所でなくて本当に良かったと思いつつ、そして何より自分自身がイヤなものリストに入れられた気が濃厚にしつつも、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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