「終わり」がとても怖いんです…

こんにちは。
いつも精神科マンガ、楽しく読ませてもらっています。

実は私、「終わり」がとても怖いんです。
旅行や休日も、終わりのその先を考えてしまって、どこか楽しめません。
旅行なら、帰った後は宿題とか。

休日は、日曜のあとは学校か、と考えてしまって朝から憂鬱な気分になります。

以前は、土曜日はかろうじて明日は日曜！と思って楽しめていたのですが、
最近はどうにも…。

「終わり」が怖くなくなる方法はありませんか？

【15歳学生】

ご相談ありがとうございました。

さて「終わりが怖い」とのこと。
何て言うか、ものすごくロマンチックで文学的な悩みだと思います。

「終わりが怖いの…」

ヒロインがそうつぶやくと共に、世界に突然、天変地異が！
そして暗黒の魔王までが復活し、街中が破壊される！

そこで叫ぶ主人公！

「俺が守る！　世界のことも！　そしてお前のことも！」

………。
うん。瞬時に妄想してしまいました。
たぶんこういうシナリオのゲームって、世の中に1万本くらいある気がします。

明らかに話がそれた気がしつつ本題に戻ります。

さてあなたの場合「終わり」というのは「休みの終わり」であって、すなわち「終わりが怖い」というのは、「日常が怖い」という意味なのではないでしょうか。

言ってみれば、日常生活がつまらなくてちょびっと苦痛、というだけのような気がします。

となると、とにかく楽しくなるように行動することこそが、
まさに「終わりを怖くなくさせる」方法なのではないでしょうか。

とはいえ、今まで退屈だった生活そのものが、そうそう楽しくなるわけではないと思います。

であれば、日常的な生活の行動に「報酬をつける」などはいかがでしょうか。

「この参考書を終えたら、マンガを買っていい！」
「学校で友達と話せたら、ゲームを買っていい！」
「今日の勉強を終えたら、ネットを見ていい！」

みたいな感じで、内容は何でも構いません。
そうなれば、あなたの「終わり」こと、日常生活が、楽しい生活の「始まり」とリンクしていき、
無意識に境界がなくなっていくはずです。

これを繰り返せば、おそらく報酬がなくとも、
日常生活が少しずつ「あ、やってみると面白い」という状態になっていくのではないでしょうか。

シンプルですが、試してみてください。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

しかし「終わり」で思い出しましたが。
この岐路岐路クリニック、2003年からやってるんですねー…。今見返したら。
最初はすぐ終わるのかなーとか思ってたんですが、今は2010年。もう7年です。うわー。ビックリ。
ちなみに当初は今ほどバストバスト言ってませんでした。いつから僕は変わったんだろう。
バスト情熱にいつ終わりが来るのか不安に思いつつ、あなたの幸せを心より願っております。