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テレビをつけていないと不安なんです

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私は33歳の主婦ですが、テレビをつけっぱなしにしていないと、不安です。

別に見ていなくても、つねにテレビから人の話し声(特に明るい感じのするもの)が聞こえていないと落ち着きません。
ラジオや、CDの音楽ではダメなのです。

その反面、画面のちかちかする光や雑音が、気を散らせるもととなり、他用事の効率が悪くなっているのです。
ばかばかしいとは思うのですが、このジレンマから抜け出られません。

子供もいるので、その子たちのためにも何とかしなきゃと思っているのですが、うまくいきません。
これがずっと続けば、人生の質を落としつづけているのと同じ気がします。何とかならないでしょうか?
よいアドバイスをどうかよろしくお願いします。 

【33歳 主婦】

ゆう先生の回答

こんばんは!了解いたしました。
そうですね。
実際にテレビとラジオ、そしてCDなどは、似ているようでも少しずつ違うようです。
ではそれぞれの違いを考えてみましょう。







CD 話し声というか音楽。決まったメロディーが常に流れる。
ラジオ 話し声ではあるが、「声」しか伝わらない分、テレビよりもより説明過剰に話さなくてはいけなくなっている。

またあまりに長く空白があくと放送事故と思われるので、とにかく矢継ぎ早に話そうとしている。

そのため「〜でございますけれども」「でありますが」というような、戦時中みたいな話し方になっている。
テレビ ビジュアルが伝わるため、「間」を持たせても構わない。

また説明も必要最小限でいい。

以上から、「テレビ」が、普段あなたが接している普通の会話にいちばん近いトークということになります。

すなわち、あなたが「ラジオやCDではダメで、テレビでないといけない」というのは、それだけ「リアルな会話に飢えている」という可能性が大。(もちろん最近はそのテレビですらやらせばっかりですが…)

よって、おそらくあなたはビデオでもダメなような気がします。
リアル感が失われるのがその理由でしょう。

ではこんなとき、どうすればいいのでしょうか。

僕が勧めるのは、「NHK教育」。
一日の半分以上を「ロシア語会話(再)」などの再放送番組で占めているあのチャンネルなら、光のチカチカや雑音も少ないはずです。
まずはそれで、さびしさを少しだけ緩和してください。

もちろん、
「これじゃちょっと…。黒板や不自然な外国人のギャグには飽きた!」
という気持ちもあるでしょう。

よって、「家事や仕事など、集中しなければいけないことが終わったら、民放に変えてもいい!」と決めるのです。
そうすれば、なるべく早くそれらを片づけられるはず。
仕事さえ終われば、他のチャンネルを見ても問題はないはず。
試してみてくださいね。

いつテレビをつけても出ているのはKABAちゃんか山咲トオルかおすぎとピーコばっかりじゃないかと思ってしまいますが、あなたの毎日がそんな変わらぬヘビーローテーションにならないことを、心より願っております。

プロフィール
ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)

特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/

ニンテンドーDSから「心理研究家ゆうきゆう監修 マイニチココロビクス DSセラピー」も発売中。

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