飽きっぽい性格をなおしたい！

ゆう先生こんにちは。お仕事お疲れ様です。
飽きっぽい性格についてご相談させてください。

私は飽きっぽいうえにすごく波が激しい性格をしているので、“英語勉強しなくちゃ！”と思えば学校を必死に探して資料を請求したりするのですが、１週間ともたずにあきてしまうのです。
もちろん何も身につかないし、半年後くらいにまたおなじ波がきてもまったく同じことを繰り返して終わりになっています。

ダイエットもおなじで、結果にたどり着くまで気持ちが持続しません。

趣味レベルのことはかなり熱心にやるほうなのに、皆さんはどうやってモチベーションを保っているのでしょうか。
“やらなくてはいけないこと”に対する興味をすぐに失ってしまう性格をなんとかしたいです。

ゆう先生、よろしくお願いいたします。　

【31歳、秘書】

はい、ご相談うけたまわりました。
そういえば昔、ある英会話教室で、「英語を話せると10億人と話せる」というコピーがありましたが、「ていうか日本語話せる今ですら１億人とは話せないよ」と突っ込みたくて仕方ありませんでしたね。

気持ちいいほど関係ない話をしたところで本題に。

人間というのは、そう簡単に新しい習慣が身に付きません。

人間の思考には、表在意識と潜在意識というものがあります。
あなたが「こうしないと！」と思うのは、表在意識の思考。

でも潜在意識は、かなりガンコです。
「えー。それ、本当に生きるために必要なのぉ？」

そうです。彼の思考はとても単純。生命にとって本当に重要かどうか、それだけなのです。
ある意味、古代から人間に受け継がれてきた本能といってもいいでしょう。

ほら、たとえば、よく「ダイエット」に失敗する人がいますよね。

でも原始時代に、ダイエットの必要はまったくありませんでした。といいますか、常に餓えの危険にさらされていました。
よって「チャンスがあればとにかく食え！　ため込め！」という本能がわれわれには刻み込まれているのです。

これは「英語学習」でもおなじ。
原始時代に、わざわざ複雑な外国語を学習しなくても、「ンバ！」のひと言だけですべてがＯＫだったかもしれません。
多少誇張しました。今。

すなわちあなたの「しなければいけない！」は、ほとんどの場合、潜在意識というガンコな門番にカットされてしまっています。
ですのでもしそれを習慣にしたいのなら、僕のオススメの方法が一つ。

とにかく周囲に宣言してしまうのです。
「私、たとえ死んでも１ヶ月後には３キロやせてるから！」
さらに言えば、
「もしやせてなかったら、あなたにご飯３回おごる！」
というように、賭けをしてもいいでしょう。

「これに失敗したら実害になる」「信用を失う」と言い聞かせることは、何より自分の気持ちを盛り上げます。
潜在意識くんも、「マジで！？　ここで相手におごったら、食費なくなってヤバいじゃん！」と判断して、少しは習慣になるかもしれません。

あなたが、キャラクタの意図がいまいちつかめないＮ●ＶＡうさぎよりも英語がペラペラになりますことを、心より願っております。

ゆうきゆう（精神科医・心理学者・作家・Ｍ）

特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。アドレスはこちらhttp://sinri.net/

ニンテンドーＤＳから「心理研究家ゆうきゆう監修　マイニチココロビクス　ＤＳセラピー」も発売中。

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