「おばさん」と呼ばれることがショック！

現在私は21歳ですが、10代の従弟たちや、母、叔母に「おばさん」と呼ばれてしまいます。

「もう、おばさんだよね、いい年だよね」
そんな言葉が一言一言突き刺さり、傷ついては沈んでしまいます。

ジャズダンスが趣味ということもあり、年齢を特に気にしてしまいます。
年をとっていくと同時に、だんだん自分に価値がないかのように思えてくるのです。

どうすれば年齢を受け入れていくことができるでしょうか。

【21歳　大学生】

ご相談ありがとうございました。

「ジャズダンスが趣味ということもあり、年齢を特に気にしてしまいます」
とありますが、たぶん映画鑑賞が趣味の女性だろうとバンジージャンプが趣味の女性だろうと、年齢は確実に気にすると思います。

いずれにしても、「21歳のあなたがおばさんなら、私はどうなるの！？」的な読者さんが、画面の前に５億万人はいることでしょう。
僕自身も、おじいさんということになってしまいます。

まず「21歳」で「おばさん」というのは、ほぼ99％冗談でしょう。

以前に森高千里が、「私がオバサンになっても」という歌を歌ったことがありました。このときの彼女の年齢は23歳。
言ってみれば、「23歳の私はまだオバサンじゃない」と言い切っているわけです。その姿勢を見習いましょう。

21歳のあなたが、そんな言葉を気にする必要はないのです。

おそらく彼らも、あなたのことを本気でオバサンなんて考えているわけではありません。

お母様・叔母さまたちは、あなたの若さへのうらやましさから。
「若いけど、どうせこの子ももうオバサンなのよぉ～♪」
と思い、そうからかうことで、ちょっとした安心に浸れるのです。

そして10代の従弟の人たちは、ちょっとした憧れから。
10代の少年たちにとっては、21歳の女性なんて、まさに美しくまぶしく色気にあふれた「お姉さん」という存在。
それがあまりに遠く憧れる存在であるので、「オバサン」と呼ぶことによってからかい、自分たちと同レベルで話をしているという、小さな小さな悦楽に浸ろうとするのです。

特に僕自身、高校の時、「21歳の女性」なんて、まさに雲の雲の上の存在でした。
まさにインリン・オブ・ジョイトイでした。
自分でも言っている意味がよく分かりませんが、とにかくそんな感じです。

まぁ、21歳の女性に限らず、全年代の女性が雲の上ではあったんですけど。

というわけで、以上の理由によって、あなたは「オバサン」と言われているわけです。
もちろん100％完全にそうとは言い切れませんが、多かれ少なかれ、この心理が働いていることは確か。
もし本当に、あなたがシャレにならないくらいオバサン的なビジュアルだったら、間違ってもそうは言えないはずです。

また今後、あなたが本当に「オバサン」になったときのことを話しましょう。

そんなときのために、とにかく「年齢に比例して高まった色気や優しさ」など、大人の女としての能力を磨いていくこと。
言葉に対する痛みを知っているあなたなら、他人にたいしても、優しく振る舞えるはず。
それが多くの男たちにとって、何よりの安心につながるはず。
若さに関係ない魅力を、あなたは確実に得られるはずですよ。

最初は歌いながら足を見せることでファンをゲットしていた森高千里が、売れると同時に足を隠して、ファン層を広げていったのと同じように。

あなたもさまざまな魅力を身につけ、自信にあふれた人生を送っていくことを、心より願っております。