おせっかいを焼きすぎてしまいます。
ゆう先生こんにちは。
最近「私はおせっかいすぎる」ということに気づいたのですが、おせっかいがやめられず困っています。
例えばダイエットの方法や子供のしつけなど、いろんなやり方があってどれが正しいとは一概に決められないことってありますよね。
周りに「上手くいかない」という人がいると、自分が体験したわけでもないのに、本やネットで得た知識を押しつけてしまうのです。
他にもブログやホームページなどで間違いをみつけると、知らない人なのにメールを出して指摘してしまいます。
善意でやってるつもりだったのですが、自分がやってる事はただうっとおしいだけで、相手をげんなりさせているのではないかと考えるようになりました。
おせっかいを焼いてるときは相手を本気で心配しているつもりなのですが、時間が経って思い起こすと自己嫌悪に陥ってしまいます。
どうしたらおせっかいをとめることができるでしょうか?
【35歳 コンビニのパート】
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ご相談ありがとうございました。
このご回答はシンプルです。「人は人、自分は自分」
という言葉を、骨のズイまで刻み込むことです。
「絶対的に正しいこと」なんて存在しません。
たとえばウシは草を食べます。
でもライオンは草を食べません。ウシがライオンに「草を食べなさい!」と言っても、何の意味もないアドバイスでしょう。
同じように、植物は二酸化炭素と日光で光合成ができます。
動物はできません。植物が動物に「ほら、もっと二酸化炭素集めて光合成して!」とアドバイスをしたとしても、動物には無意味です。
こういう考え方って、人間同士も同じです。
たとえばスポーツ選手に「運動なんてしてないで、もっと机に向かって勉強しなさい!」とアドバイスしても意味がないでしょう。
逆にデスクワークの人に、「マッチョになるくらい筋肉鍛えなさい!」と言っても無意味です。100人いれば、100通りの「正しさ」があるのです。
子供のしつけだって、健康法だって同じです。
たとえば「牛乳は体にいい」と言われますが、それによってお腹を壊す人もいます。くどいほどに言いますが、とにかく「人は人、自分は自分」なのです。
………。
だから「おせっかいはやめろ」と言うと思いますでしょうか。
いえ、違います。
同じように、あなたがおせっかいを焼きたくなるのも、自然なことなのです。「おせっかいはやめろ」、なんていうおせっかいは言いません。
ライオンが肉を食べ、ウシが草を食べるように、あなたという人間が、ついおせっかいを焼きたくなるのは、自然なことなのではないでしょうか。
あなたが得た知識を話すことで相手は迷惑に感じることもあるでしょうが、もしかしてその中で、少しだけ役に立つことだってありえるかもしれません。
ですので、そこまで後悔することはないかと思います。とはいえ、何よりあなた自身が「やめたい」と思うのなら、そのおせっかいを、「自分一人で表現する」ことです。
自分のサイト、ブログ、メルマガなど、何でも構いません。
言いたいことをとにかく書きまとめてみてください。
話してしまえば一人にしか伝わりませんが、書けば少なくとも2人以上の人が読むでしょう。
書くことで気持ちはスッとしますし、読むのは見知らぬ人ばかりなので、そんなに自分に後悔や嫌悪感を抱くことはないでしょう。気持ちは「出さないようにする」と、より溜まってしまうもの。とにかく形を変えて出すことが大切です。覚えておいてくださいね。
ちなみに自分は小学生のときに、光合成をしようとして上半身裸で校庭で寝たことがありました。
なんか、すがすがしい気持ちになりました。
そのときは光合成のおかげかと思ったんですが、今から考えると、単なる別の快感だったんじゃないかと思います。いつも通り切なくなりつつも、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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