謎の電話が鳴り続けています。
高校を卒業して数年後、98年の6月25日頃だったかと思いますが、突然謎の電話がかかり始めました。鳴らしては切り、切っては鳴らしの繰り返しで、たまにつながっても何にも言わずに切ってしまいます。
最初の1か月少々は1日中、その後落ち着いたものの、現在でも午前3時半といったとんでもない時間から朝、昼、夕、夜を問わずに来ています。最初は非通知でしたが、現在では携帯の番号も判明しているので、たまに仕返しのつもりでかけてみると、年がら年中電源が切れているようで、仕返しもできません。
(それは別にいいんですけど)
電話番号なら名簿でも判るとして、これだけやるからには恐らく高校時代の顔見知りが何か含むところがあってやっているのかなぁ?と思いつつ、特別有名だったり目立っていた記憶もないし、オトコかオンナか、顔見知りなのか違うのか単なるイタ電なのか意図的なものなのか、前の非通知と現在の通知とは同一人物なのか他人なのか、等さっぱり判らないので、どう解釈したものだろうか、とやけに気になる次第です。
【26歳 無職】
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それはつらいでしょう…。
「じっちゃんの名にかけて、犯人をつかまえてみせる!」
とか意気込むつもりは毛頭ありませんが、ちょっと考えてみましょう。まずあなたはご自分のことを「特別有名だったり目立っていた記憶もないし」と言いますが、男性の趣向の多彩さをナメてはいけません。
あなた自信も気がついていない魅力をいちはやく見つけ、それを溺愛する男性がいても不思議ではないのです。
実際男性は女性よりも一つの行動を繰り返して行う傾向がありますので、たぶんその電話の主が、あなたに惚れた男性である可能性は高いでしょう。
(万が一、借金を返して欲しいけど言い出せない内気なサラ金業者だったらごめんなさい)ではこの場合、どう対処するのが正解なのでしょうか。
人間心理には、「プラスのストローク」と「マイナスのストローク」というものがあります。
「好きだよ」と言われたり、愛されたりするのが「プラスのストローク」。そして逆に「嫌い!」と言われたり、憎まれたりするのが「マイナスのストローク」です。
もちろんプラスのストロークをもらえるに越したことはありませんが、もしそれがもらえない場合、人はマイナスのストロークでいいので欲しいと思います。この本人は告白したくてもできない。よって相手を怖がらせたりすることで、かわりにマイナスのストロークをゲットしようとしているのですね。
ですのでよく言われるように、「迷惑ですからやめてください!」とか「あなた誰よ!?」なんて言ったりするのは、火に油を注ぐ結果となります。
それよりは、電話に出た瞬間に「うふふふ。虹が見える」とか、「だからアナリストはそういう意味じゃないって言ってるだろ、父さん!」といった意味不明な言葉を言った方が有効です。
相手は「これ、プラスのストローク!? それともマイナス!?」と混乱し、しばらく電話をしないかもしれません。でも一番の方法は、やっぱり「無視」して、何のストロークもあげないこと。
基本的には非通知もしくはその番号の電話には出ない、また出てしまったとしても、無言で切るのが有効でしょう。こんなアドバイスしかできなくて申し訳ありませんが、あなたがその無言の彼以外の、大切な人からのプラスのストロークに恵まれることを願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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