気になるあのヒトに電話をしたいのですが…

ゆうき先生なら聞いてくださると思い、メールを書きました。
私には今、好きな人がいます。
半年前に知り合い、付き合っているわけではありませんが、よく電話をくれます。淋しがりやだと自分でも言っていました。

このあいだ、「テストが近い」と言っていたのでメールも送らずにいたのですが、テストはもう終っている時期です。
かかってくるはずの時間に、最近は全く電話もメールもありません。
ありがちですが、「彼女ができたのかな」「飽きたのかな」とかんがえてしまいます。

彼は悪く言えば自分勝手というか、自分のことを優先させる人です。私も似たようなところがありますが…。
付き合っていないのでお互いに連絡する義務も約束もないのですが、どうも最近自分に「淋しいときだけ会ったり電話したりする都合のいいヤツ」を感じてしまいます。

こういうとき、私から連絡をとっていいのか、待っていたほうがいいのか、分かりません。
こういうとき女から電話をするのは、うざったく感じるものなのでしょうか？教えて下さい。

【21歳　学生】

僕はよく思うのですが、恋愛とビジネスにはたくさんたくさん似たところがあるものです。
ビジネスで売るのが「商品」や「サービス」だとするなら、恋愛ではそれに当たるのが「自分自身」。

「美」や「体力」に「包容力」、「仕事の能力」や「将来性」などなど…。それらすべてを含めて、「私はあなたにオススメです！」と売り込むのが、恋愛の経過なのではないかと思います。
すなわちビジネスでの「交渉」や「営業」は、恋愛での「口説き」や「アピール」にも似ています。

ビジネス

「どうですかこのダイヤ？　0.5カラットですけど、特別のデザインが今人気高いんですよ」
=
恋愛

「俺、そんなにカッコいいわけじゃないけど、ファッションはいいでしょう？」

ビジネス

「うちの保険は終身ですから、ずっと安心して過ごせますよ」
=
恋愛

「もう。私がいないと何もできないのね。私、あなたの面倒、ずっと見てあげる」

ビジネス

「いかがでしょうか、当エステのマッサージ技術は。アクロバチックに行うオプションマッサージもあります。また他のお客様にも『すっごーい』とご好評頂いておりまして。これを毎日３回は行わせて頂きます」
=
恋愛

「＜自粛＞」

と、まぁ、このようにたとえることができるわけです。
たとえの文を考えるのに夢中で肝心な部分がボヤけそうになりましたが、とにかく大切なのは「恋愛とは、『自分』という商品を売り込む営業」と考えられる、ということです。

ですので単刀直入に言えば、あなたという商品が、今の彼には魅力的にうつっていないのかもしれません。
こんなときこそ、とにかく「売り込み」です。

確かに女性からはやりにくいかもしれません。
でも当然ですが、ＣＭすらもしていない新商品が売れるはずはありません。
時には「口コミで大反響！」みたいなこともないとは言い切れませんが、やはり基本的には商品の存在を「アピール」することです。

ですのでとにかく電話やメールを！
コツは電話販売のように、「ご機嫌いかがですか？」というように、「商品を売りたい！」という気持ちを極力出さず、最初は「ただ単なる世間話ですよ」と始めることです。
話が盛り上がってきたら、「で、よろしければ今度…」というように話を進めてみてください。
とにかく恐れるよりも行動。
それができる女性こそが、モテていくんです。

よくマンガ雑誌で新連載が始まったときに、「早くも大人気！」という、「本当に早いよ」と突っ込みたくなるアオリ文がかいてあることがありますが、あなたがそんな風に自らを誇張する必要がないほど安定した恋愛を送られることを、心より願っております。