倒置法で会話をしているようです。
相手が理解しやすいように、話す事をまとめてから話すようにしていますが、理解してもらえなかったと感じると、補足のつもりで話したいことの主要部分をあとから付け加えているようです。
(結果を話してから経緯を話す、のように)
これは手紙でもメールでも同じです。
手紙やメールならば書きなおしができますが、会話中には訂正や削除ができません。
考え方そのものが徐々に倒置法になってきたような気がします。
今までは「自分の特徴」としてやってきましたが、人に対して不親切かと思い始めました。
自分では相手を煩わせないよう、不必要な事、無駄な事を省いているつもりでいました。
結婚したので、これからは関わりが自分だけでは済まないので、おかしな相談ですが重ねてよろしくお願いします。
【32歳 主婦】
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常に倒置法。
「本当は大好きなんです! …あ、僕が、君のことをね」
「終わりました! …あっと、私が、レポートを。…そう、頼まれたヤツです。昨日」とか、こういう風に話しているのでしょうか。
特に最初のは、
「本当は大好きなんです! …あ、神田うのが、美川憲一のことをね」
というような予想外の展開が起こることはまずありませんので、おそらく「本当は大好きなんです!」だけで文は通用するとは思います。心理的には、話し方は二種類に分けられると言われています。
ひとつが、結論を最後に持ってくる「クライマックス法」。
もうひとつが、結論を最初に言ってしまう「アンチ・クライマックス法」です。あなたの話し方は、最初にバン!と結論を言ってしまうわけで、ある意味「アンチ・クライマックス法」になっています。
もちろん普通の話し方としては、最後に結論を言う「クライマックス法」の方が自然です。
しかし、すべての人が相手の話に対して、そこまで興味を持って聞いているわけではありません。
回りくどく前置きを話されて、「結論は何なの!?」とキレたくなってしまうこともあるでしょう。よって、「アンチ・クライマックス法」は、「熱意なく聞いている人も、引き込むことができる」と言われています。
最初に結論をバン!と出すことで、インパクトが出るからですね。というわけで、決して心配する必要はありません。その話し方で、たくさんの人の興味を惹きつけてください。
とはいえ、長い結婚生活では、ときにクライマックス法を行ってみるのも手。
「どこに行ってたの!? 遅かったじゃない!」とアンチ・クライマックス法で問いつめるよりも、「昨日は何してたのかなぁ…? 私心配だったんだけど…。そういえばポケットの中に…」というように結論を先延ばしにしてジワジワと話す方が、有効だったりするかもしれません。あなたがこの二つをうまく使い分けて、ご結婚生活をクライマックス(最高潮)まで高められることを、心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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