自分のことを「僕」と呼んでしまいます。
人生の岐路になりそうで、ならなそうなものですが、相談します。
私は女なのですが、どうしても自分のことを「僕」と言ってしまいます。
これは小学校の5、6年からなので、もう6、7年は使っています。
昔は中学へ行ったら直そう、高校へ行ったら直そう、と思っていたのですが、大学に来た今でも直せません。
今のところは意識して「私」を使っているのですが、それにとても抵抗があり、恥ずかしいのです。
ポロっと「僕」と言ってしまうので怪訝な顔をされてしまい、それもまた恥ずかしいです。
僕自身は自分が女性であることに違和感はないと思います。
月のものが嫌になる時はありますが、女性は女性で楽しいと思っています。
だからこそ自分が「僕」としか呼べないことで悩んでしまうのですが…。
これは開き直っていいのか、直したほうがいいのか、直したほうがいいなら、どうすれば抵抗なく直せるかアドバイスお願いします。
【18歳 学生】
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ご相談ありがとうございました。
「三つ子の魂百まで。」ということわざがあります。
個人的に「三つ子は100歳まで生きる」という意味だと思いこんで、「あぁ、自分も三つ子に生まれたかった」と思ったのですが、自分なみの微妙人間が三つ子だったら世の中は大パニックだと思って調べて、はじめて本当の意味を知りました。
「3歳の子供の性格は、100歳まで残る」
という意味です。
うん。説明されるまでもなく知ってると思いますが。実際に、子供のころに得たクセ、思考パターンなどは、かなりあとまで残るもの。
あなたの「僕」という呼び名は、小学校5・6年から、とのことです。
そのころについたクセなら、確かにかなり長期的に残るでしょう。ですので別に「私は女性であることがイヤなのでは?」なんて不安がることはありません。
ただ単にクセが残っているだけです。さて、ではいったいどうしたらいいのでしょうか。
個人的に思うのですが。
今のあなたは、「普段は『私』と話しつつも、たまにポロッと『僕』が出てくる状態」。
これ、決して悪くないのではないかと思います。
まず一般的に男は、(たとえポーズでも)従順な女性を好むものです。
そのため、普段は『私』が無難。
しかし、常に同じパターンでは、飽きてしまうこともあるでしょう。
そんなとき、たまにあなたが『僕』と言う。男は、女性の中に男性的な面があると、時にドキッとしてしまうこともあります。
実際に中国の皇帝の中には、宮中の女性に男装をさせて喜んでいた男もいるそうです。
戦国武将たちは、男色に走りました。また現代でも、男性バンドや俳優のファンには、女性だけでなく男もいますね。
男は心の奥底で、自分と同性を無意識に求めているのかもしれません。
ですので、たまに『僕』が飛び出てくることで、ちょっとだけドキッとさせる作用もあるでしょう。「え、どうして?」
と言われたら、
「子供のころにそう話していたらクセがついちゃって…」
と言えば、相手は「かわいい!」と思うはず。
いずれにしても、結果オーライです。
というわけで、無意味に100%『私』にしなくても、今のままで十分です。リラックスしてくださいね。
ちなみに僕が好きな女性の一人称は、『わらわ』です。
江戸フェチか。
自分でもどんな潜在意識が隠れているのか分からなくなりつつも、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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