友人が金銭トラブルで悩んでいます。
会社の金銭トラブルに巻き込まれたらしいのですが、お金のことは別として、どうにか元気をだしてほしいのですが、どのように言ってあげたらいいでしょう。
以前、メルマガかなにかで「がんばれ」は禁句だというのを読んだような気がするのですが…。がんばれはなるべく言わないようにしています。
今は解決したみたいなんですけど、以前にも保証人になって借金をおしつけられたことがあるようです。
そのことは解決してから聞いたのですが「迷惑かけたくなかったからその時は言えなかった」と言ってくれました。
確かに私も金銭的に余裕があるわけでもなく、友人間でお金のことはちょっとと思うので…別問題かなぁと。
でも悩んでるのに何もしてあげられないのはちょっとつらかったです。
相談にのりまくってるゆう先生からぜひアドバイスをいただきたいです。
【25歳 会社員】
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相談にのりまくってるほどではないのですが、とりあえずご相談承りました。
では、逆に考えてみましょう。
あなたが会社や恋人、もしくは家族のせいで、莫大な借金を抱えてしまったと考えてみましょう。
そのときにお友達に、どんな対応をしてほしいでしょうか。「がんばれ」。こんな風に言われたら、めっちゃハラ立ちますよね。
逆に「がんばらないで」と言われても、こんな状況ではさらにムカムカするでしょう。
また「実は私も悩みがあってね…」と、同じような悩みを打ち明けられても、「私の借金ほどの悩みじゃないでしょ!?」と思うはず。ていうか、なんと言われてもイライラするのではないでしょうか。
まさに「同情するなら金をくれ」というのが本音なところでしょう。このように人間は、自分がマイナス状況にいればいるほど、周囲の情報をマイナスに取りやすいものです。
これを「感情一致効果」と言います。別名、「母ちゃんに怒られたジャイアン、のび太の顔を見てるだけでイライラ効果」です。ですので本当に精神的にギリギリなときは、「ヘタなことは言わない方がいい」のです。と申しますか、かえって何も話さない方が優しさだったりするわけです。
もし本当に癒したいと思うのなら、それこそ借金を肩代わりしてあげるしかありません。さすがにそれは難しいですよね。
よって、とにかく普段は、何も言わないでおいてあげる。
そしてもし相手から「実は借金があってね…」というように話してきたなら、それはある程度相手の中で整理がついている証拠。
その場合は、とにかく「大変だったね」「私もね…」というように、気持ちを共感してあげてください。あなたがそのご友人と、アイ○ルのCMの作られた笑顔以上の優しさを共感しあい、たがいに幸せになりますことを心から願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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