極度の緊張しいなんです。

私は昔から緊張しいなんです。
と、言うのも「逃げ出せない」状況だと判断すると最悪のことばっかり考えてしまう癖があるからです。

そのおかげで会議や上司を乗せて運転してる時、大事な人との電話中なんかでも嫌なことが頭をもたげ、もし～してしまったらどうしようと凄く緊張してしまうんです。
嫌なことを考えないためにはどうしたらよいのでしょうか？

また、どうしても考えちゃった時にはどうして対処したら良いのでしょうか？

この極度の緊張さえなんとかできるようになると、仕事も10倍は楽しめるのじゃないかといつも思ってます。
ゆう先生、アドバイスお願いします。

【28歳　会社員】

あるあるあるあるっ！
実際にそういうことって、ありますよね。

これには「最悪状況系」と「最悪行動系」の二種類があります。

「最悪状況系」とは、たとえばエレベーターの中で、「今ここで地震が起こって、中に閉じこめられたらどうしよう…！」と思ったり、飛行機に乗ったときに「この飛行機が落ちたらどうしよう…」と思ってしまうこと。
「最悪行動系」とは、たとえば人と話していて、「もしこのテーブルをちゃぶ台返ししたり、僕が突然『地球のみんな、オラに力を！』とか叫んだらどうなってしまうんだろう…！」と思ったりすることです。

どちらも世界一無意味なシミュレーションですよね。僕、よくします。
もし実際にやってしまったら、
「いや、ちょっとした悪夢を見てしまいまして」
とか言い訳しようとか思っているのですが。ダメですか。

ていうか僕の存在自体が悪夢かもしれません。

話を戻しましょう。
あなたの妄想がどちらかは分かりませんが、こんなときはこう考えてください。

「よし！　あとで考えよう！」

実際に人間は、「考えてはいけない！」と思うほど考えてしまうもの。
ほら、こんな状況がよくありませんか？

母　「勉強しなさい！」
子供「あーあ、今からやろうとしてたのにやる気なくなったぁ！」

みたいな。
まぁ言わなくてももちろん勉強しないんですけど。

いずれにしても大切なのは、
「考えちゃダメ！」と禁止するのではなく、
「よし！とにかく今はこの仕事をしよう！そして終わったら、めっっっっちゃ集中してそのことを考えよう！」
そう思えば気持ちも楽になるもの。

実際に仕事という緊張さえ終われば、不思議にどうでもよくなっているものです。

もちろん、そのときも「考えよう！」という気持ちが続いているなら、心ゆくまで妄想を。
妄想だって悪いことばかりではありません。それを突き詰めて小説を書くなど、メリットだってあります。

あなたがいつか僕とエレベーターに閉じこめられたときに、自信に満ちあふれながら脱出作戦を展開してくださることを、心より願っております。