上司と気軽な会話ができません。
人と話すのは嫌いじゃないし、無口でもないのですが、上司とか先生とか地位とか立場的に自分より上、と思う人には普通の世間話とか冗談とかが言えなくなってしまうのです。
習い事の先生とかでも、自分より年下であっても変に意識してしまって会話が続かなかったり…上司とふたりで出張なんてもう最悪です。
その上司が嫌いとかっていうのではないのですが。その上司が異動して自分の上司でなくなると、わりと普通にしゃべれるようになったりするのです。
こんな私はどこかおかしいのでしょうか…。
【36歳 会社員】
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ご相談、ありがとうございました。
「なぁ、君。その服、会社に来るのにはちょっと露出多すぎないかい?」
「やだ、部長。セクハラー!」「ねぇ、この原稿、頼んでいいかな?」
「えー。マフラー編むのに忙しいからダメ。自分でやってよ」某メルマガサイトのM社ではそんなやりとりがされているとかされていないとか。
されてません。ごめんなさい。さて、ではもし部下になる女性にこういう風な対応をされた場合、上司はどう思うのでしょうか。
もちろんそれだけで怒りだす人は少ないはず。
かえって適度な冗談なら、「私はここまで部下の女の子と親しく話せてるんだ。うふ」というように、嬉しく感じる人も多いのではないでしょうか。
実際は相手の反応を見てからの方がいいとは思いますが、適度な冗談なら、円滑な関係を作れるはずです。おそらくあなたもそこまでは分かっているはず。
では、いったいなぜ、そこまで知っているのに、気軽に話せないのでしょうか。
その理由はシンプル。
できないのではなく、意図的に「しない」のです。人間が快感のない行動をすることはありません。
たとえば「新しい仕事をしないと!」と思っても、つい怠惰に過ごしてしまうことはありませんか?
それはその人にとって、怠惰に過ごす方が「快感」だからです。決して受動的なのではなく、積極的にその快感を選んでいるわけです。
あなたの場合も、実はこれと同じ。
相手に気軽な冗談をいった瞬間、「上司と部下」「先生と生徒」というような、厳格な上下関係はちょっと崩壊します。
すなわちあなたは冗談を話さないことで、「あぁっ! 先生教えて! 私は先生の従順な生徒なのぉ!」
というような、ちょっぴりMな快感を作っているわけです。
「変に意識してしまうから…」というのは表向きの理由に過ぎないのですね。そしてもし、あなたが「それでも上司と気軽に話したいんだ!」と思う、すなわち「たまにはMではなくSにもなってみたいんだ!」と感じるのであれば、そんなときは「練習」するのがベスト。
いきなり相手を目の前にしては話せないでしょうから、最初はメールなどでやってみてください。
何て話していいのか分からなければ、
「(笑)」などの記号を使うことから始めて見てもいいでしょう。試してみてくださいね。
…今気づいたのですが。
この悩み相談が連載されているのは「M社」。
うちのサイトは、「S心理学」。…やったぁ!(何が)
文字だけで微妙にSの気分を味わえたところで、自分の本質は何も変わらないことを痛感しながら、あなたの幸せを、心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
ニンテンドーDSから「心理研究家ゆうきゆう監修 マイニチココロビクス DSセラピー」も発売中。
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