好きと嫌いがいっしょの思い出に…。
こんにちは、ゆう先生。実は誰も理解できないような事に悩まされています。
私は、嫌いなものと好きなものを一緒に考えてしまう癖があるんです。
例えばタレントのAさんが好きだとすると、物凄い嫌いなクラスメイトBくんをAさん=Bさんとつなげてしまい、Bさんを見るとAさんを思い出したり、Aさんを見るとBさんを思い出したりしてしまいます。
しかも好きなものに対しての『好き』っていうのが強くなればなるほど、嫌いな人を思い出してしまうんです。
このままじゃ駄目だと思って、思い出さないように努力をしてきましたが、「早く忘れなきゃ」という思いがプレッシャーになって一向に忘れられません。
こんなおかしな内容ですが、かなり悩んでいます。
アドバイスお願いします。
【15歳 学生】
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はい。ご相談ありがとうございました。
これに関しては、2つの分析ができます。
一つは、「スパイスとして考えている場合」。
たとえばスイカやお汁粉は、塩を掛けるとより甘く感じます。適度な塩気によって、より甘みとの落差が大きくなるからです。
たとえるなら、TOKIOの長瀬君が単独でいるよりも、隣に城◎君がいる方が、より美形ぶりが引き立つような感じですね。とはいえ、あなたの話を聞いていると、かなりイヤなことだと感じている可能性が大。
それこそ長瀬君の隣にゾンビを並べるくらいのイメージでしょうか。
あまりにマイナスの方のインパクトが強すぎて、スパイスどころかプラスを台無しにしてしまうような状態にも感じます。もしそこまでに感じているのなら、答えは一つ。
「不幸のヒロイン症候群」が考えられます。あなたは心の底で、「幸せを心から味わってはいけない」という気持ちがある可能性が大です。
好きなことに浸りきって、幸せに埋もれてしまうことへの罪悪感があるのではないでしょうか。だからこそ無意識に嫌いなものをセットで結びつけ、100%の幸せを感じさせないことで、逆の意味での「安心」を感じているのです。
これが行き過ぎると、あなたは将来的に、自ら幸福を壊してしまう可能性もあります。
「あぁっ! 幸せの絶頂になったら、あとは失うしかないんだわ…」
「私のことを大好きだと言っているこの人も、離れて行くに違いないんだ…」そんな風につい考え、そのため、わざと相手に冷たい態度を取ったりしてしまいます。
その結果相手が疲れ、離れていくことで、「あぁ、やっぱりね…」
というように安心するわけです。
もちろん、これは最悪の場合です。
「こういうことも、もしかしてありえるかも」ということを知っておくと、いつかあなたが幸せになったときの参考になるかもしれません。
ただ、誰でも多かれ少なかれこの傾向はあるので、そこまで強く心配する必要はありません。いつかあなたの「ものすごく好きな人」とつきあえることになった場合、目を合わすたびに「ものすごく嫌いな人」を思い出してしまう可能性もありますが、それでも「ものすごく好きな人を思い出しながら、ものすごく嫌いな人とつきあう」よりも数億倍マシなはずです。
「忘れなきゃ」なんて考えず、ゆったりと構えてくださいね。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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