「真剣」になれず、ついフザけてしまいます。
こんにちは!いつもゆう先生の相談、楽しく・真剣に読ましてもらっています。
実は今回の相談…『真剣』についてなんですが…。
私は昔から“皆のいる前で真剣にする”という事が出来ないのです。
ですから、いつも私はフザけた、おちゃらけたカンジになってしまうんですね〜…(汗)
学校行事とかである「球技大会」や「合唱コンクール」、「体育祭」なども、サボるわけじゃないのですが、真面目に一生懸命出来ないのです。
一人でいる時は真剣になれたりするのですが…何故でしょう?
皆の前で一生懸命、真剣になってやってる人はスゴイ!と思いますし、頑張ってるな〜自分も頑張らなきゃ!とも思うんです。
でも、自分は真剣に一生懸命出来ないんです。
どうやったら人前でも一生懸命になれるのでしょうか?。
【16歳 高校生】
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ご相談、ありがとうございました。
あなたは「マギー司郎」というマジシャンをご存知でしょうか。
本当はすごいマジックができるのにもかかわらず、「ほら、この縦縞のハンカチがね、一瞬で横縞になっちゃうのね」
(90度回転させただけ)というようなことを行い、笑いを取る方です。
それによって、本番のマジックがさらに強いインパクトを持つわけですね。言ってみれば「笑い」から「マジメ」への落差こそが、彼の芸の真髄なのです。
では、あなたの場合はどうなのでしょうか。
おそらくあなたは真剣にやっている人を「すごい!」と思っているわけで、そこまでの芸を持っているわけではないでしょう。
でも、あなたに限らず、誰もが「みんなの注目を集めたい」という願望はあります。そんなとき、人はどうするでしょうか。
その答えは限られてきます。すなわちあなたは、無意識に
「私は芸で見せることは難しい。でも目立ちたい」
という気持ちがあるので、
「だったら最初からピエロ一本で行こう」
と決めているわけです。ですのであなたは、「真剣になってやってる人はスゴイ!と思いますし、頑張ってるな〜自分も頑張らなきゃ!」と言いつつも、「でも私は今の芸風があるからOK」と思っている可能性があります。それがあるうちは、真剣に芸を磨くことは困難です。
特に周囲の人も、
「さぁ、今回は何してくれるのか?」
みたいにワクワクした目であなたのことを見ているはずですので、その期待を裏切りたくないがゆえに、つい同じことを繰り返してしまうかもしれません。よって大切なのは、本番前に、「私、今回は生まれ変わったから」というように周囲に宣言してしまうこと。
周囲の目が気になるあなたのことですから、そう自分を追い込むことで、より真剣に取り組みやすくなるはずです。
…もちろん、その分「それでもフザけてやったとき」のおいしさが増したりもするわけですが。
あなたがどちらを選んでも、僕は心から応援しつつ、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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