大きい音が恐い!
私は小さい頃から大きい音(特に爆発音)の恐怖症で、大人になった今でさえもビビッてしまいます。
例えば運動会でのヨ〜イドン!のピストルの音。
いつも耳を塞いでいました。
打上げ花火の音。
花火は好きですが、そばで見ることなんて絶対できません。火薬が破裂する音は全般的にダメです。
風船が割れる音。
誰かが膨らんだ風船を持ってたり、ビニール袋に空気を入れて膨らんでるのを見ただけでも遠ざかってしまいます。
雷鳴。
雷が鳴り出したらとりあえずヘッドフォンで音楽を聴いてしまいます。
昔大きい音で怖い思いをして、それがトラウマになってるようなことは多分ないと思います。
これって病気なんでしょうか?
ゆう先生、アドバイスよろしくお願いいたします。
【30歳 会社員】
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はい。ご相談ありがとうございました。
「大きな音」や「雷」への恐怖感。
実際に、こういう方って、意外に多いんです。
そしてここには、たいていの場合「危険」がキーワードになっています。雷は、その電気に打たれる恐怖。
ピストルや花火は爆発音ですから、爆発に巻き込まれる危険。
破裂する何かは、その破片が体に当たる可能性だってあります。どれも、自分の体を危険にさらすことへの恐怖があるわけですね。
ですのでおそらく「単なる大きな音」では、怖くないのではないでしょうか。
たとえば目の前で、バンドが演奏を始めた。
安田大サーカスが、大騒ぎで目の前に出てきた。これは、そこまでは怖くないはずです。(下のは別の意味で怖いですが)
すなわち単なる大音量ではなく、何か攻撃性のある音に対して、あなたは恐怖を抱いている可能性が大。これは大なり小なり、誰でも持っている本能なのではないでしょうか。
たとえば鉄砲は戦国時代レベルから存在したので、爆発音が聞こえたときに、「わー楽しそうー」と近づいていく人間は、今まで生き残っていないはず。ある意味、現在生きている人間は、危険な音が聞こえたときに、ビビッて当然なのです。まずは「誰でも持っている恐怖感」と思って、あまり心配しないことが大切です。
本気で直すのであれば、それこそ「少しずつ」といった方法があります。
たとえば小さなしぼみかけた風船を、目の前で割ってみる。これはほとんど怖くないはずです。
そしてその風船に、少しずつ空気を入れ、また割る。これを繰り返して慣らしていく方法などが考えられますが、手間の割にそれほど大きなメリットはないと思います。やはり一番の方法は、月並みですが、そこから離れていくこと。
打ち上げ花火や風船から離れることであなたの人生が大きくダメージを受けることはないでしょう。雷などであれば、あなたの言うとおり、ヘッドフォンで音楽を聴いているのが一番です。もちろん窓から離れた奥の部屋の方がいいでしょう。いずれにしても、その恐怖は誰にでもあるもの。心配されないでくださいね。
ちなみに僕自身も小学生の頃、運動会の鉄砲の音が死ぬほど怖かったです。
ですので早く逃げたくて、スタートで毎回フライング。あのときの体験は、僕の現在のフライングぎみの人生に少なからず影を落としている気がしながら、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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