夫がオンラインゲームに夢中で体が心配です。

毎回回答が楽しみでこまめにチェックしています。
そんな私もゆう先生に頼らなければならない事態に直面しています。

新婚なのですが、主人がオンラインゲームにハマっています。
平日は仕事から帰ると、真っ先にパソコンを立ち上げてゲーム開始。
食事中も「ごめんね」と言いながらちょこちょこ操作で、夜中までずっとです。
休日になると朝から夜中までがほとんどなんです。
体も心配ですし、電気代もかさむので逆一石二鳥です。

私は先に寝ればいいのですが、イライラで眠れません。
たまりかねて１時過ぎまでならＯＫという約束をしたのですが、なかなか守られず、しまいには逆ギレされる始末です。
こんな夫に適度に楽しんでもらうためにはどうしたらよいのでしょうか？
飽きるまで我慢するしかないのでしょうか？

【32歳　主婦】

逆一石二鳥。
ステキすぎる言葉です。

そうか、こんな状態を表現する言葉、なかったもんなぁ、すごい発明だなぁ、いつか使おう、と思ったんですが、「踏んだり蹴ったり」とか「泣きっ面に蜂」とか、すでにありました。
グラハム・ベルやエジソンより少し遅く電話を発明した発明家エリシャ・グレイの気持ちってこうだったのか、とマニアックな感想を抱きました。

いや、それでも素敵な発想だと思います。

それはそれとしてゲームの話。

いやこれ、以前にも言った記憶があるのですが。
「本当に面白いゲームは、ヘタな人生よりずっと面白い」ものです。

いえ、あなたとの生活がヘタな人生とか言うつもりはありません。すみません。

ただ、とにかくゲームというのは、ハマってしまうと、タバコやアルコールのように人間の気持ちをつかみます。僕自身、経験があるので、すごく分かります。

くわえてオンラインゲームは恐ろしい。
ゲームだけでなく、「人との交流」も加わります。くわえて人間の存在によって、ゲーム性が恐ろしくランダムかつ絶妙に変わります。

冗談抜きで、麻薬よりよっぽど危険です。
僕自身、あるお仕事で「オンラインゲームにハマる人の心理分析」というのをしたことがあるのですが。

正直、自分がハマりました。ミイラ取りがミイラでした。
他人の心理分析のはずが、ただの自己分析に。

さて、ではいったいどうすればいいのでしょうか？

僕が思うに、逆に「全面解禁」にしてしまうというのが、一番有効ではないかと思えます。

人間は不思議なもので、「禁じられると、より反発したくなる」もの。
タバコの害を説明されるほど、誰もがやめられなくなるのに近いものがあります。

かえって「いくらでもやってどうぞ～。好きにして大丈夫だよ～」と言われると、かえって気持ちは落ち着くものなのです。