独り言が多くて困っています。
こんにちゎ☆ぃつもゆぅ先生の惨めな姿に励まされてます。
この頃私、独り言が多いんです。
それも、自分でぶつぶつ言うような独り言じゃないんです。
初めは過去の一瞬を思い出して、それを思い出したくないがために、「きゃぁー!」とか「かぁー!」とか声に出す程度だったんですけど、この頃はそれだけじゃ足りないらしく、「か」から始まるもの、例えばかもめとか、からすとか、かりんとうとか、かまくらとか言い始めます。
そして「何言ってたんだろう」って、はっと我に返るんです。
過去の一瞬と言っても大したことじゃなくて、ちょっと嫌なことがあったくらいの記憶なんですけど、思い出すと声に出てきちゃうんです。
かもめとか、かりんとうとか、突然叫ぶような女にはなりたくありません。
ユウ先性、どぉしましょう?
【18歳 学生】
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はいっ! 僕の惨めな姿に励まされてくださってありがとうございます。
と言っていいのかどうなのか。いいことにします。「か」で始まる単語。
「からす」「かまくら」「かりんとう」「かもめ」。なんだか小学生のしりとりに出てきそうなくらい、平和な単語です。
言った瞬間に、「ピー」という音が流れてくるような言葉でなくて良かったですね。いずれにしても、まず方法として、「不自然じゃないように話を続ける」という方法もあります。
「昨日のテレビ見た? SMAPがさぁ…」
「うん………………かもめーーーー!」
「かもめ!?」
「……………か、かもめのようにさわやかだったよね、中居くん」
「あ、う、うん…」「あの映画見た? 竹内結子が…」
「………………か、からすーーーー!」
「からす!?」
「………………………からすのように真っ黒で綺麗な瞳だよね。竹内結子」
「……あ、う、うん…」特に「カラスの濡れ羽色(ぬればいろ)という、真っ黒で美しい髪を形容する、ちょっと古風な言葉があります。
「ば」は「羽」で、「場」ではありませんので注意してください。
僕は生まれ育ってから一度も誰かが使っているのを聞いたことがありませんが、「からす」のリカバーとして使える可能性もあるので、覚えておいて損はないでしょう。何にせよ、これらは「言ってしまった後」の状況を回復する方法です。
ではそれ以前に「言わないため」には、どうすればいいのでしょうか。
人間は、何かの思考をやめようとしても、やめることはできないものです。
だからこそ「叫ぶ」ということを行うことで、他の行動に意識を集中しようとするわけです。
「叫ぶ」と「考える」という2つのことを、同時に行うことができないからですね。某アニマル選手も、「気合いだ!」というセリフを連発しているときに、何か深いことを考えているようには思えませんよね。
それと同じです。あなたが叫んでしまうのも、「考えるのをやめる」ための、手っ取り早い方法だからなのです。
ですので方法は簡単。考えるのは、すぐにやめることはできません。
そのために「叫ぶ以外の別の行動」を取ればいいのです。たとえば「指パッチン」「首を振る」「足をトントンと動かす」「手をパンと叩く」などなど。動作が「叫ぶ」のと同じくらいの運動量になるものの方が、効果は大きいでしょう。
その場その場で、もっとも周囲に怪しまれないようなものにしてください。
他にも単純なものに、「手の甲をつねる」などがあります。
これは「痛み」がありますので、そちらに集中することもしやすいでしょう。また、「思い出す」⇒「つねる」⇒「痛い」という条件付けができますので、少しずつ考える回数も減る可能性が大です。
試してみてくださいね。いずれにしても、あなたが万が一状態が悪化して、「か」の次は「き…」とか言いそうになったら、「き、岐路岐路クリニック最高!」と言って頂けると嬉しいなぁ、と思いながらも、あなたのくせが少しでも良くなって、心穏やかに過ごせることを、心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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