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下ネタが苦手です。

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いつも素敵なゆうき先生、こんにちは。
いつも、楽しく心温まる先生のアドバイスを拝見して、参考にさせていただいています。

ところで、先生に相談させていただきたいことがあるのですが、私は、下ネタへの対応が苦手で困っています。

もう30歳も過ぎているので、普通の人は慣れているはずなのですが、飲み会などで人が話しているのを聞いていると、恥ずかしくなって、顔が赤くなってしまい、どう対応していいのか分からなくなってしまうのです。

私も、経験もそれなりにはありますし、今お付き合いしている彼との関係も、とてもうまくいっています。

ただ、そういう話をみんなでワイワイ話すということに、恥ずかしさのせいか、なんとなく抵抗があるのです。

最近の飲み会でも、話についていけず、女性の友人からは「そろそろ下ネタくらい話せるようにならないと、かまととぶっていると思われるよ!」と言われてしまいました。

こんな私ですが、下ネタにどのように対応していけばいいのでしょうか。
先生のアドバイスをよろしくお願いします。

【33歳 事務職】

ゆう先生の回答

下ネタ。
生まれてから今まで、下ネタなるものを女性の前で一回も話したことのない自分としては、その男達が許せません。うらやましくて。

微妙な出だしからこんにちは。ゆうきゆうです。

さて、男はどんなときに、女性にたいして下ネタを話すものなのでしょうか。

これはすなわち、「相手を多少ナメている」もしくは「自信がない」状態です。

たとえば、本気でくどきたいと思ったり、心からつきあいたいと思う相手には、下ネタを話しません。

実際に、「官能小説を女性が読んでくれる」というお店が存在するそうです。
気持ちが分かるような分からないような感じですが、それに興奮する人もいるわけです。

女性がそういう話をしゃべることは、ある意味「擬似的な行為」。

それを大勢の前で話させるわけですから、言ってみれば「公開羞恥プレイ」なわけです。

たとえばあなたに大切な娘がいたとします。
その娘が、大勢の前で下ネタを話していたら、おそらくやめさせたいと思うはず。

これは男でも同じ。
自分の身内や、本気でつきあいたい(恋人や妻にしたい)と思う相手だったら、わざわざ公衆で下ネタを話そうとは思わないものです。

そこであえてそういう話をふるからには、多少ナメている可能性があります。

もちろん、二人きりの場合も同様。

「本気でつきあいたいわけではないので、くどくのもちょっと面倒…。でもここで下ネタさえ話して、擬似的にそういう関係になれば、相手もそういう行為がOKと思えてくるかも…」

という気持ちになるわけです。

もしくは単に「くどいてもオチるか自信がない」場合もあります。
よって、あえてそういう話をフることで、擬似的な快感だけ得ようとしている可能性もあります。これはこれで悲しいですね。

(とはいえ、すでに二人が深い関係にあるなら、別の話です。公開羞恥プレイだろうが何だろうが、両者のプレイのバリエーションと思えばいいでしょう)

すなわち!

あなたは下ネタについていけない。
しかし同僚の女性たちはついていっている。

そして彼女らは、「あなたも、もっと下ネタを話しなさい」と言う。

これを本音語訳するなら、

「私たちは男達の公開羞恥プレイの対象にされて、それにつきあってるんだから、あなたもつきあいなさいよ!」

という意味になります。

彼女たちのそれ以上の心境は分かりません。

「仕事の関係もあるので、イヤイヤつきあっている」のか、
「最初はイヤだったけど、いつのまにか快感になってきた」のか。

いずれにしても、ここから先はあなたの判断。
つきあっても、つきあわなくても自由です。

ただ個人的には、「かわいそうな男」と思って、聖母のような心で接してあげるのが一番かもしれません。

また、あなたからは体験を何も話さず、
「す、すごいんですね…。みなさん…」
みたいに反応してあげてもOKです。

男はなんだかんだいいつつも、下ネタに乗りすぎてくる女性には引きます。
勝手ですが、それが男です。

照れながらも聞いてくれる。
その立ち位置こそが、もっとも男の気持ちをつかみます。

覚えておいてくださいね。


ちなみに下ネタといえば、ある人がこんなことを言っていたのを思い出します。

「バストの話は下ネタじゃないよ。だって体の上についてるもの」

じゃあ、自分も大丈夫だ。

………。

自分は自信をもってこの道を突き進んでいきたいと思いつつも、あなたの幸せを心より願っております。

プロフィール
ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)

特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/

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