貢ぎ癖を直したいです。
ゆう先生こんにちは!
いつも楽しくサイトを拝見させていただいております。
ご相談したいことは、貢ぎ癖についてなんです。
小さいころから好きな人ができると、金額の大小関係なく貢いでしまう癖があり、大人になった今もその癖が治らないのです。
もちろん相手から求められるようなことは一切なく、
逆に(歴代すべての)彼から、「もらいすぎてひけめを感じる」と言われる始末。
日常生活や貯金にひびく金額では決してないのですが、もらってばかりというのもあまり良い気がしないものですよね。
どうにかして直したいのです。
アドバイスをいただけると嬉しいです。
【20歳 学生】
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貢ぎグセがある。
周囲にそういう男の友人はたくさんいますが、女性でそういうのは非常に珍しい。
ぜひ僕にも何かください。
あまりに女性に何かをもらった記憶がないので、消しゴムの切れ端とかでも大喜びです。さて、心理学では「好意の返報性」というものがあります。
好意には好意が返ってくる、という心理のことですね。
たとえば男性が好きな女性にプレゼントをあげたり、誉めたり、高級レストランに連れて行ったりするのも、すべて「同じだけの好意が返ってくる」ことを期待しているからです。
しかし、あまりにそれが強すぎるのも問題。
特に、
「どうしてこの相手はこんなに色々とくれるんだろう?」
⇒「それは、自分の方がそれだけ魅力が高いからだ! そのバランスを埋めるために、この人はこんなに尽くしてくれるんだ」と考えられてしまう危険もあります。切なすぎです。
特に女性から男性に何かを渡すのは、男性から女性に何かを渡すのに比べて、あまり一般的ではありません。
そのため、相手の男性は、より濃厚にその気持ちを抱いてしまうかもしれません。
とはいえ、「何かをプレゼントしたい!」という気持ちも分かります。
あなたの場合、「好意の返報性」以前に、「相手への好きな気持ちを、どうにかして伝えたい!」という思いがあるわけですよね。
大切なのは、その気持ちを、「自分にしかできないもの」で表現すること。
たとえば「誉め言葉」なんてベストです。
相手はすごく嬉しく感じ、なおかつプレゼントのように重荷のあるものでもないので、純粋に喜びだけを感じられるでしょう。
また「手料理」「手作りクッキー」などでもOKです。
相手は感激するでしょうし、同じく重荷はないので、やはり幸せな記憶だけ得られるはずです。
どうか覚えておいてくださいね。
ちなみに。
あなたは「おっ○いチョコ」というものをご存じでしょうか。
そういう形をしたチョコレートです。
ここまで同レベルのことを色々と話しながら、あえてそこだけ伏せ字にする意味がまったくないんですが、とにかくそんなチョコです。実際にある本に、「相手をセクシーな気分にさせると、深い関係になれる」と書いてありました。
さらに「好意の返報性」。
僕はこれらの事実から、そのチョコを好きな女の子にプレゼントしたことがあります。
言うまでもなく、次の連絡はありませんでした。
好意の返報性というより、行為の変態性でした。
あらゆる意味で切なくなりつつも、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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