さびしくて、しょうがない。

寂しがりやなんです。

誰か友達や知り合いがいると、かまって欲しくて欲しくて仕方がありません。

友達と一緒に勉強している時も、勉強しなければいけないのについつい話をしたり、ちょっかいを出してしまいます。
誰かと遊んでいる時も、自分からは絶対に解散を告げられません。
翌日にヒビくと分かっているのに、深夜まで居座ることも多々あります。

学生の本分は勉強だと分かっているのですが、誰かがかまってくれるのであれば勉強なんてどうでもいいと思ってしまうのです。

友達にも迷惑をかけていると思うのですがやめられません。
どうしたらいいでしょうか。

【22歳　学生】

ご相談、ありがとうございました。
ここでは、言いたいことをズバリ、言いましょう。

「学生の本分は勉強」。
そんなのは大嘘です。

「学生」という言葉のメインを「学」の方だと思うのは大間違い。

メインは「生」の方です。
とにかく「ナマ」で「生きる」こと。

もっと簡単に言えば、周りに守られることなく、あなたが直接社会とナマで接して、生きていく方法。

それを学ぶことこそが、学生の本分です。
これからは学生を「がくなま」と読んでください。

ほら、今のあなたは、「さびしくてしょうがない」状態。
このときに、「いいから勉強しないと！」と思って、やりたくもない学校の勉強をしようとしても、集中できるわけがありません。
そして社会人になった後も、そのさびしさを満たす方法が分からないまま、過ごすことになるでしょう。

よって、ここで思い切らなければいけません。

「さびしさを埋める方法を、自分なりに確立する！」

そしてそれを、現在あなたが「しなければならない」と思っている「勉強」とセットで行うことができれば言うことナシですね。

具体的にはこうしてみましょう。

『友達と一緒に勉強している時も、勉強しなければいけないのについつい話をしたり、ちょっかいを出してしまいます。』
この場合は、「ちょっかいを出しちゃダメ！」ではなく、「この問題を２問だけときおわったら、ちょっかいを出してイイ」と決めること。先送りにすることによって、少しずつ勉強が進められるはず。
また何かに夢中になることによって、さびしいという気持ちが少しだけ薄れるものです。

次に、
『誰かと遊んでいる時も、自分からは絶対に解散を告げられません。翌日にヒビくと分かっているのに、深夜まで居座ることも多々あります。』

これに関しては、相手に、「ね、あと○○分だけ、大丈夫…？」と聞いてみること。
実際に、タラタラと時間を過ごすよりは、「あと○○分なんだ」と期限を決めた方が、その時間を濃密に過ごせるもの。
それによって、少しずつでもさびしさは満たしやすくなるものです。
そして期限を決めれば、帰りやすくなるのではないでしょうか。

これらはあなたが社会人になった後でも使える方法のはずです。

大切なのは、とにかく、どんなに小さいことでもいいので、できることをやってみること。

だれだって、多かれ少なかれ「さびしい」という気持ちを持っているもの。あなたのさびしさを完全になくすことはできません。
ただ少しずつでも、あなたの行動によって変えていくことが大切なんですよ。

ちなみに僕は、学生のときに何をしていたかの記憶がほとんどありません。
それだけ充実していたのか、それだけ何もしていなかったのか分かりません。

色々とやるせない気持ちを抱えつつ、あなたの幸せを心より願っております。