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遠距離恋愛はうまくいかないもの?

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こんにちわ。
はじめまして、いつもゆう先生のためになる解決策を読ませていただいています。

質問なのですが、遠距離恋愛とはやはりうまくいかないものなのでしょうか?

遠距離になって間もないのですが、その距離が近くなることがいつになるのかは分かりません。
やはり逢えないと、意味がないのでしょうか。

どうしたら距離が離れていても大丈夫なのか教えてください。

【 22歳 学生】

ゆう先生の回答

ご相談ありがとうございました。

単刀直入に言いますが、心理学的に、遠距離恋愛は不可能です。

すごく単純に、レストランにたとえましょう。
あなたの目の前に、安くておいしい牛丼屋がありました。あなたはお腹が減ったとき、おそらくそのお店に行くはずです。

では、同じ店が、電車に乗って数駅のところにあったらどうでしょうか。
おそらく、行こうと思う気持ちが、かなり減るはずです。

たとえそれが「すごくおいしい店」だとしても、行くのが面倒になるはず。それが、今までずっと食べていた牛丼とまったく同じなら、なおさら行くのが大変になるはずです。

これこそが、遠距離恋愛がうまくいかない原因です。

もう身もフタもない解説ですみません。

そう考えると、「本州と九州」とか、「日本と海外」なんていう遠距離恋愛なんて、まさに奇跡的困難さであることが分かるでしょう。
「パリにある吉野家」とか「ニューヨークにある牛角」に、わざわざ日本から行きたいと思う人はいません。
それが、たとえどんなにおいしい「三つ星レストラン」であったとしても、やはり、わざわざ行こうとは思えないのではないでしょうか。

人間は、自分のかけた労力(マイナス)と、それから得られる喜び(プラス)を足し算して、それが強くプラスのときだけ、行動することができるのです。
遠い距離は、それだけで莫大なマイナス。行くだけでも面倒ですし、家から電話をしたら、料金だって膨大になるでしょう。

実際に心理学では「ボッサードの法則」というものがあります。
結婚したカップルを調べた結果、ほとんどが電車で数駅くらいの距離に住んでいた、というものです。
やはり、近さ=恋愛の簡単さ であり、そのため恋愛が長続きしやすいわけですね。

ですので遠距離の場合、とにかくマメに連絡すること。
費用もかかりにくいメールなどいいのではないでしょうか。
ボーダフォンユーザー同士なら、LOVE定額なんかオススメです。
なにこのさりげない宣伝。

いずれにしても、これで「お金」という障害をなくすことができます。
また距離ですが、これはやはり、休みごとに頻繁に会いに行くことです。

「今回は私が行ったから、次はあなたが来てくれると嬉しいな…」というように、さりげなく誘うことで、だいたい1対1くらいのペースを保ちましょう。
あなただけが行っていると、相手は「あ、自分の方が好かれてるんだ」と感じ、気持ちを冷まします。

これらを心がければ、何とか大丈夫かな、とは思います。

………。
とはいえ並行して、身近なところで新しい人との出会いも見つけていくこともオススメです。

相談の根本を揺らがしかねないことをサラッとつけくわえている自分。
こんな自分と相談者さんの距離がすごく遠くなってしまったことをビンビンに感じつつも、あなたの幸せを心より願っております。

プロフィール
ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)

特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/

ニンテンドーDSから「心理研究家ゆうきゆう監修 マイニチココロビクス DSセラピー」も発売中。

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