彼が毎日小さなウソをつきます。
はじめまして。
私の彼のことなんですが、彼がほぼ毎日、小さなウソをつきます。
例えば「仕事で残業になった」と言いつつ実は友達と遊びに行っていたり、「会議で遅くなる」と言いつつ飲んできたり。
正直に話してくれれば別に頭にこないし、怒ったりしないのにウソをつくから、私の苛立ちは倍増です。
前に、彼が休日出勤になったときに「仕事なら仕方ないから大丈夫」と言った事がありますが、それから仕事絡みのウソをつくようになりました。
私にバレてないと思ってるところも更にムカつく…。
彼のこのウソを止めさせる良い方法はないでしょうか?
日々彼のウソにイライラしています。
良いアドバイスよろしくお願いします。
【25歳 会社員】
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ご相談ありがとうございました。
さてあなたは、小学生の男子が「ひみつきち」というものを作るのをご存じでしょうか。
あえて山奥に分け入り、そんなに綺麗ではない場所に、あまり衛生的とはいえないダンボールを使って、「基地」を作る。考えるだけでも面倒です。
さらにそれは、いつでも安全というわけではありません。
・雨で流れてしまっている。
・虫のすみかになってしまっている。
・知らないおじさんの、本当の基地になってしまっている。
・知らないおねえさんとおにいさんが、本当にひみつのことをする場所になっている。これらのことが起こる危険性もあります。(最後はアリですが)
しかしそれらにもメゲず、男の子たちは基地を作ります。
これは女子にはなかなか理解できない行動です。
しかし男の子は、その存在にワクワクしてしまうものなのです。この本能は、大人になっても残っています。
自分だけの部屋に、自分だけのコレクションを並べる。
自分しか知らないお店やバーを見つけ、一人でそこに入り浸る。実際に男の子にとって「ひみつの場所」というのものは、何歳になっても必要なものなのです。
そして恋人や奥様であっても、そこに立ち入らせたくない、という気持ちがあります。
知られた瞬間、それは「ひみつ」ではなくなるからです。だからといって、相手のことを愛してないというわけではありません。
ミノムシが、葉っぱや紙キレを与えると無意味にミノを作ったりするのと一緒。
本能なのです。そして「仕事だとウソをついて別のことをする」というのも、同じです。
「本当は、彼女に知られない自分のひみつの行動や場所がある」ということが安心と幸せと安らぎと勇気と希望に結びつくのです。
よって「ウソをつかせない方法は?」というのは、「ミノムシにミノを作らせない方法は?」と聞くのと同じ。不可能ではないと思いますが、彼にとっては多大なストレスになることでしょう。
それこそ本当のことを常に言うけども、その分、精気がなくなってしまう危険性もあります。ですので、そこまで「ウソをつかせない!」と意気込む必要もないかな、と思います。また「それでもどうしてもウソはイヤ」と思うのなら、「私、飲みに行く男の人って好きなんだ」「友達と遊べる男って、いいよね」みたいに誉めてみてはいかがでしょうか。
彼は「だったら本当のことを言おう!」と思って、あえて「仕事」とウソをつくことも減るはずです。何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ちなみに、女性にも「ひみつ」部分があるはずで、これがあるからこそ、男は女を追いかけ続けていられるのかもしれません。
女性のひみつがなくなると、これはこれで切ない状態になります。
お化粧まったくナシとか、ムダ毛処理とか。お互いひみつは大切です、と無難な結論でまとめつつ、あなたの幸せを心より願っております。
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- ゆうきゆう(精神科医・心理学者・作家・M)
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特技は、たて笛のテストを口笛でごまかすこと。 趣味はバンジージャンプ。落ちるときの情けない顔は天下一品。 夢はワイルドブルーヨコハマの跡地を買い取って、セクシーピンクヨコハマにすること。読者数138000人のメルマガ「セクシー心理学」を運営している。 アドレスはこちらhttp://sinri.net/
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